すい臓がんの最新治療(樹状細胞療法)

すい臓がんの最新治療のひとつに樹状細胞治療があります。



樹状細胞療法は、アメリカで1995年ごろから樹状細胞を使った

臨床試験が行なわれています。日本では1998年ごろから樹状細胞療法

が行なわれています。

正確な効果はでていないため研究段階の治療ですが、

大きな副作用がないので、日常生活を犠牲にすることなく

安全に外来で受けることができます。


樹状細胞は白血球の仲間で、白血球を採血し特殊なサイトカイン

を使って育てると樹状細胞に変化します。


樹状細胞は、癌を食べて消化すると、その癌の特徴

(抗原と呼びます)を提示します。

そして、再度患者さんの体の中に送り込まれると、

体のなかで普通のリンパ球に教育をして、

自己リンパ球として成長させます。

この自己リンパ球が体の中を巡回し癌を見つけると

攻撃していきます。体の外で兵士を育て、体の中に戻すのが

自己リンパ球移入療法ですが、体の中で自ら兵士育てるよう

にしむけてやるのが、すい臓がんの最新治療の樹状細胞療法です。

すい臓がんの放射線放射線治療

すい臓がんの放射線治療とは、がんの病巣に高エネルギーの

X線など放射線を照射する治療法です。


放射線治療は、すい臓がんになった人を治すと言うよりも、

がん細胞の消滅、増殖を遅らせる、痛みの緩和などの目的で

名医師や他の医師達によって行われるようです。


また、 放射線療法は単独あるいは他の治療に併用して

行われています。抗癌剤と併用する方が有効とされています。


放射の仕方は、体の外から放射線を照射、手術中病巣に直接照射、

がん周囲も含め腹部に照射などの方法の他、すい臓がんの病巣へ

直接照射する方法も効果的とされています。


また、放射線源照射と言い、イリジウムなどの放射性物質を

細いプラスチックのチューブに入れて、がん細胞中に

埋め込む方法もあります。

これは正常な細胞への悪影響が少なく、消化管などへの負担が

少ないため、外来でも施行可能で、症ています。

すい臓がんの免疫治療について

すい臓がんの免疫治療についてお話しします。


今までの癌治療法は「外科療法(手術)」、

「化学療法(抗ガン剤)」、「放射線療法」のいわゆる

三大療法が主流でした。もちろん、これらはいずれも

一定の効果が期待されますが、副作用による本人への

肉体的・精神的負担が大きく、ご家族・ご友人の方々にも

辛い療法でした。


すい臓がんの免疫治療(免疫細胞療法)とは外的な力を利用して癌

を治療するのではなく、自己の免疫力を用いる為、

辛い副作用の悩みはありません。

また、三大療法との組み合わせにより、

相乗効果と三大療法の副作用の軽減が期待できます。


すい臓ガンの免疫治療(免疫細胞療法)は理想的な癌治療法として

注目を集める「最先端の癌治療法」なのです。

すい臓がんの抗がん剤治療について

すい臓がんの抗がん剤治療についてお話しします。


膵臓がんが遠隔転移がある場合などは、手術はできませんので

抗がん剤の治療を行うことがあります。また術後の再発予防を

目的として抗がん剤が使われることがあります。


現在ではゲムシタビン=ジェムザールや、胃がんの治療に

使われてきたTS-1という抗がん剤が膵臓がん治療

に使われることが多くなりましたが、ジェムザール、

TS-1にしても有効率は3割程度で、目的も癌の完治と言うよりは、

延命を図るためと言えます。3割程度の有効率に対して

6割程度の方に副作用が見られます。副作用が強ければ、

先にあげた延命効果も損なわれてしまいます。言い換えれば、

癌の進行を抑える抗癌剤治療ではイコール延命には

ならないのです。



膵臓がんは放射線療法や化学療法が効きにくいがんで、

これらの治療だけでがんを治すことは困難です。

すい臓がんの血管内治療について

すい臓がんの血管内治療について説明します。


すい臓がんの血管内治療とは、動脈や静脈の血管の中に

直径2mm前後のカテーテルという細いチューブ状の治療器具を

挿入して血管の中から病気を治療する方法です。


血管の進入口として、主に太ももの付け根の血管や肘の

内側の血管、手首の血管が使われます。

局所麻酔で行いますのでほとんど痛みはありません。


血管内治療のメリットは、「局所麻酔で行うことができるので、

全身麻酔が難しい高齢者なども治療が可能」

「患者の身体の負担が軽い」「入院の期間が比較的短い」

などです。


一方、デメリットは、「病状によっては目的の血管までカテーテル

が届かないため治療が不可能な場合もある」

「治療が長時間にわたる場合、放射線被爆の問題から、

副作用がある」「カテーテル治療中に脳梗塞や脳出血を

起こすことがあり、生命が危険となる場合がある」

「比較的新しい治療法なので長期的な成績が明らかでない」

などです。

分子標的治療薬について

分子標的治療薬についてお話しします。


現在,がん細胞の特異構造を標的としてはたらき,正常細胞への

影響はないとする分子標的治療薬の研究が進んでいます。

肺がんに効くと言われたイレッサの他にも同様の分子標的治療薬

タルセバ(エルロチニブ)が開発され,肺がんや膵臓がんに投与の

臨床試験が行われています。副作用として湿疹や下痢などが報告

されていますが,効果を上げているようです。

ただ臨床試験中のため保険の適用が受けられません。 

すい臓がんの治療方法を決めるにあたり

すい臓がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、

メリット・デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが

自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を

最終的に決定する時代になりつつあります。

また医療の進歩とともに東洋医学や漢方など治療方法も

多様化してきており、医師によって治療方法が異なることは

珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞く

セカンド・オピニオンを求めることが必要な時代になって

きました。難治癌であるすい臓がんの場合には医師によって

考え方や治療方針が異なることが多くなりますので複数の

医師の意見を聞くことはとても大切なことといえます。

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